民主党の鳩山由紀夫元首相は１９日、テレビ東京番組に出演し、大阪市の橋下徹市長が次期衆院選に向けて首相公選制や参院廃止を掲げていることに対し、「実現の期限を区切らずに大きなテーマを掲げており、マニフェスト（政権公約）にはほど遠い。正攻法ではない」と批判した。　米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）移設をめぐっては、鳩山氏は「現行の辺野古案には県民が総意で反対している。米議会の新たな動きを日本の国会議員も受け止めれば、（新たな）結論が出ない話ではない」と述べた。米上院の有力議員から嘉手納統合案など見直し案が出ていることが念頭にあるとみられる。　一方、１５日の自らの沖縄訪問に批判が集まっていることに対し、「行ってよかった。私は県民のために戦おうとしたが、今、（政府は）必ずしも県の側に立っていない」と述べた。

関連トピックス参議院選挙 　２００５年の郵政民営化法案の採決で造反し、自民党を離党していた城内実衆院議員（４７）が１８日、７年ぶりに復党した。郵政造反組の多くが復党する中で無所属を貫いてきたが、今年４月に郵政民営化見直し法が成立したため、復党願を出していた。 　離党後の０５年衆院選に静岡７区から無所属で出馬したが、党本部が「刺客」として擁立した片山さつき氏（現・参院議員）に敗れた。０９年衆院選では片山氏を破ったが、「信念を貫く」と無所属で活動してきた。１８日、党本部で記者団に「落選後も含めて７年間無所属だったが、限界も感じた。郵政問題は１００点とは言えないが、ある程度決着したので戻る障害はなくなった」と語った。 関連記事郵政民営化見直し法が成立(4/27)郵政民営化見直し法案、参院委で可決　２７日にも成立(4/26)郵政民営化見直し法案、衆院通過　月内にも成立へ(4/12)郵政民営化見直し