経済成長を続けるインドネシアでは、ゆとりを手にした女性たちが化粧品や肌の手入れに関心を寄せ、化粧品市場が拡大しています。人気は美白効果をうたったもので、日本企業もインドネシア向けの商品を売り出すなど、競争が激しさを増しています。 比較的、肌の色が濃い女性が多いインドネシアでは、海外のドラマなどの影響をう受けて「白い肌」を求める女性が増えており、化粧品の中でも美白効果をうたった商品が人気を集めています。生まれながらの特徴を大切にすべきとして、美白ブームには冷ややかな声もありますが、美白に力を入れる女性の1人、アジュン・ダマダティヤさん(27歳)は化粧水や乳液を11種類も購入し、長い日は、1時間半をかけて入念に肌の手入れをしています。 地元の銀行で働くアジュンさんは「人に会うのが仕事なので、より魅力的になりたいです。白くて清潔であることが最も大切です」と、美白に力をいれる理由を説明しています。