モヤモヤする映画だったけど、この映画の「ヒロインと主人公」の関係って、「大ヒット映画を手がけた新海誠監督と川村元気プロデューサー」の関係に似てるかも?……と考えてみたら、だんだんそういう映画のように思えてきた。 ヒロイン(=監督)は、他人には無い特殊な力を持っていた。しかし、それは使わず、親や大きな組織の力も借りず、自分と身内だけで細々と生きてきた。しかし、その生き方に限界が訪れる。「もう自分の恥ずかしいところを極限までさらけだして売り物にするしかないのでは!?(=究極の私小説的アニメ映画)」……と迷い始めたところで、主人公(=プロデューサー)と出会う。ヒロインは実は知る人ぞ知る存在で、主人公はそんな彼女の噂を聞き、会いにきたのだ。出会った2人は意気投合し、一緒に仕事をすることになった。そして、主人公が企画・プロデュースを手がけた「晴れ女」が大ヒット! ヒロインは、それまで秘めていた才能で