【ソウル=門間順平】聯合ニュースは6日、ソウルや仁川(インチョン)など韓国北西部で4日に北朝鮮の妨害電波による全地球測位システム(GPS)の受信障害が一時的に起きたと報じた。 韓国政府や韓国軍関係者の話として伝えた。韓国では2月28日から、米韓合同軍事演習「キー・リゾルブ」を実施中で、関係者は演習に支障を生じさせることを意図したものと分析している。 妨害電波は4日午後、南北の軍事境界線に近い開城(ケソン)や海州(ヘジュ)などの北朝鮮軍部隊から、5分〜10分間隔で出ていたという。 この影響で、韓国側ではGPSを利用した携帯電話の時計が合わなくなったり、通話時の音質が低下したりしたが、大きな被害はなかった。