上司の命令1つで転勤が決まる転勤族。 そのため僕は転校を繰り返していた。 小学校は3校行ったし中学校も2校行って義務教育だけも5校も行ったので、 常に会社にすべて支配され続けていることは小さいながらも身を持って体験していた。 僕は親の生き方を反面教師にしてその反骨精神を原動力にしいていた。 「普通に大学に行って就職とか墓場やわ」とか言って粋がっていた。 ただの中二病でしかないし、今思うとマジでクソすぎ。 就職する以外の道を模索して芸大に入り、台本を書くライター・映像の編集・Web制作など何でも屋のようにやってみるものの3000円とか4000円とかしか稼げない。 こんなので生活できるほど世の中甘くはなかった。 高校時代からの仲が良かった友達は、週刊ジャンプの手塚賞を獲って集英社の担当者がついて、卒業前の時点でもう大きな仕事をしていた。 正直羨ましすぎた。 僕は何の才能もないし、オワタ\(^o