私事に近い話ではあるが、本日(3月26日)、発売となった日経ビジネスで「さらばデフレ消耗戦」という特集記事を担当した。取材では企業を訪問して各社それぞれの「デフレ脱却戦」を聞き、大学教授や民間エコノミストにデフレの処方箋を聞いてまわる。今のデフレがこのままで良いと考える人はほぼ、いない。それぞれの立場で、デフレに立ち向かい、より良い方向に行こうとしていることは良く分かった。 取材にはいつも、驚きがある。今回、私が驚いたことの1つが、セイコーウオッチの販売する「グランドセイコー」の売れ行きだ。同社によると、2011年度は過去最高の販売数になりそうだとのこと。東日本大震災後、高額品がよく売れているとの報道は知っていたが、私のイメージは「販売が上向き」という程度のもの。過去最高というのは想像を超えていた。そしてさらに驚いたことが、担当者が教えてくれた次の事実である。 「グランドセイコーの購入者の
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