健康に悪いと言われるバターをマーガリンに替えよう!(または替えた)という人は少なくないだろう。かく言う私もそんな一人なのだが、これはもしかしたら誤った判断かもしれない。私たちは50年という長きにわたり、“動物性飽和脂肪酸を含むバターは不健康で、植物由来の不飽和脂肪からなるマーガリンは健康的”との誤った認識を刷り込まれてきたらしい。米国立衛生研究所は1966年~73年に行われた調査で、この常識を覆す事実が既に明らかになっていたことを今になって公表し波紋が広がっている。 以前豪シドニーで行われた調査は、当時心臓発作や狭心症を発症した30歳~59歳の男性458人を対象としたもので、そのうち半数の人が動物性油脂を控えるため、サフラワー油(ひまわり油に類似)由来のマーガリンに替えていたことが判明した。マーガリンを多く摂取していた人はそうでない人に比べ心臓病にかかるリスクが2倍に跳ね上がっていたとか。
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