米IBM、米インピンジ、米インターメック、米リーバ・システムズなどは7月25日、無線ICタグ・リーダーを制御するための標準規格である「LLRP(ローレベル・リーダー・プロトコル)」用ライブラリ・ソフトのオープンソース・プロジェクトを積極的に支援すると発表した。リーダーやRFIDミドルウエアのベンダーにLLRPの採用を促し、マルチベンダーのICタグ・システムを構築しやすくする狙いがある。これまではミドルウエア・ベンダーが各リーダー・メーカーの独自プロトコルを実装しており、ミドルウエアによって対応するリーダーにバラつきがあった。 LLRPは、ICタグの標準化団体であるEPCグローバルが2007年4月に承認した。リーダー制御用の標準プロトコルとしては、「リーダー・プロトコル1.0」が06年6月に承認されていたが、ISO18000-6タイプC(Gen 2)対応ICタグの多くの機能を制御できないなど