「松前漬け」が好きです スーパーだとお漬物や練り物コーナーの横でひっそりと売られている松前漬け。 正月に食べる料理というイメージが強いと思うのですが、もともと保存食なので日持ちもするし、どんな酒にも合うので晩酌のお供として私は重宝しています。 そもそも松前漬けとは、乾燥させたするめいかと昆布を細切りにして、醤油、酒、みりん、砂糖などで漬け込んだ北海道の郷土料理。 松前漬けの主役といえばやはり数の子ですが、北海道では江戸時代後期から明治時代にかけてニシン漁が盛んでしたから、いくらでも数の子を使えたのだろうと推測できます。 ただ、現在では数の子は高級品ですから、市販の松前漬けには申し訳程度にちょこんと入っているものがほとんど。 「価格を上げていいからもっと数の子を入れてくれ」とメーカーにハガキを送ろうと思ったこともあります。でも、私は大人ですから、スーパーで松前漬けを買う際には、同時に数の子の