ブックマーク / econ101.jp (5)

  • ノア・スミス「終末論者にならないようにね」(2023年2月22日)

    このところ,メディアでさかんに論議されているものといえば,アメリカに押し寄せてる十代の不幸の原因はいったいなんなのかってテーマだ.先日,『ワシントンポスト』記者のテイラー・ローレンツが連続ツイートでこう論じていた――いま十代の子たちが不幸せになっている主な理由は,単純に,自分たちを取り巻く世界が「地獄めいた場所」だと彼らが認識しているからにすぎないんだそうだ: きらびやかな悲観論は,なんの役にも立たないよ このところ,メディアでさかんに論議されているものといえば,アメリカに押し寄せてる十代の不幸の原因はいったいなんなのかってテーマだ.先日,『ワシントンポスト』記者のテイラー・ローレンツが連続ツイートでこう論じていた――いま十代の子たちが不幸せになっている主な理由は,単純に,自分たちを取り巻く世界が「地獄めいた場所」だと彼らが認識しているからにすぎないんだそうだ: タイラー・ローレンツ:みん

    ノア・スミス「終末論者にならないようにね」(2023年2月22日)
    nikunonamae
    nikunonamae 2023/03/22
    “どんな問題についてであれ,そこになんらかの進歩があったと認めると,「現状に安住するのを後押ししている」と見られがちだ.”
  • ダイアン・コイル 「貧困、恐怖、嫌悪感」(2013年12月3日)

    ●Diane Coyle, “Poverty, fear and loathing”(The Enlightened Economist, December 3, 2013) 経済学は、抽象的な学問として有名だ(悪名高い?)。経済学では、人間の行動のうちで「理性」が関わる側面に焦点が合わせられる一方で、「感情」が関わる側面に注目が寄せられることはほとんどない。しかし、アダム・スミスであれば、そんな傾向に首を傾(かし)げることだろう。エマ・ロスチャイルド(Emma Rothschild)がスミスの思想を辿った一冊(『Economic Sentiments』)の中で述べているように、「経済生活は、感情によって彩られたシステム」なのだ。経済行動の真の理解に至るためには、人間を突き動かしている衝動を理解せねばならないのだ。 『Economic Sentiments:Adam Smith, Cond

    ダイアン・コイル 「貧困、恐怖、嫌悪感」(2013年12月3日)
    nikunonamae
    nikunonamae 2022/12/23
    ある種の病と相似だなあ。人々は患者の爛れた肌を忌み、恐れ、遠ざけ、患者は恥じて隠し、激しいかゆみに耐え兼ねてかきむしり、悪化させる。|同ブログの4日後の記事と合わせて
  • ノア・スミス「日本の経済成長を加速させるアイディア:産業政策編」(2022年5月25日)

    [Noah Smith, “Ideas to boost Japanese growth (Part 1),” Noahpinion, May 25, 2022] さあパーティの始まりだ 東京からこんにちは! 日関連の記事の2目が,これだ.前回の記事では,日の生活水準がいかに低すぎるかって話をした.あそこで日におすすめしたのは,伝統的に頼りにしてきた企業福祉国家は壊れつつあるので,その上に現金ベースでの再分配福祉国家をつくりだすことで,高い貧困率に対処することだった. でも,再分配だけでは,日人が享受してしかるべき物質的なしあわせをもたらすには足りない.1990年いらいの30年にわたる低成長で取り残された日は,全体の GDP でみて先進国のなかで低いランクに甘んじている: 一人当たり GDP が低めなために,再分配するためのリソースがとにかく少ない.だからこそ,日人の生活水準

    ノア・スミス「日本の経済成長を加速させるアイディア:産業政策編」(2022年5月25日)
  • タイラー・コーエン 「ジャネット・イエレンへの割り込み ~米国の政界におけるジェンダー・バイアスはいかほど?~」(2022年10月28日)

    ●Tyler Cowen, “Interrupting Janet Yellen”(Marginal Revolution, October 28, 2022) 米国の政治家たちの間で「ジェンダー・バイアス」はどのくらい蔓延(はびこ)っているのだろうか? 稿では、米国の議員の間で広がる性差別(sexism)の効果を厳密なかたちで浮き彫りにするために、FRB議長が招聘(しょうへい)された議会の公聴会の議事録の分析を試みた。具体的には、2001年から2020年までの期間を対象に、(女性初のFRB議長を務めた)ジャネット・イエレンをトリートメントに指定した回帰分析を行った。その分析の結果はというと、2001年から2020年までの間にイエレンだけでなくその他の男性のFRB議長(グリーンスパン、バーナンキ、パウエル)のうちの少なくとも誰か一人と公聴会で相まみえた経験がある議員らは、男性のFRB議長

    タイラー・コーエン 「ジャネット・イエレンへの割り込み ~米国の政界におけるジェンダー・バイアスはいかほど?~」(2022年10月28日)
    nikunonamae
    nikunonamae 2022/10/30
    物心つく前にすべての男性に娘を持たせましょう。
  • ノア・スミス 「『国家としての一体感』って必要?」(2014年7月24日)

    ●Noah Smith, “National unity sure is helpful”(Noahpinion, July 24, 2014) (今回のエントリーは、Bloomberg Viewに寄稿した記事を転載したものである) パット・ブキャナン(Pat Buchanan)が口を開くたびに鼻であしらわれるのがお決まりのようになっている昨今だが、彼がWorldNetDailyに寄稿しているコラムでは侮りがたい重要なポイントが突かれている。アメリカは、少々のナショナリズムを必要としているというのだ。ただし、「ナショナリズム」が必要とされているといっても、排他的な愛国心や好戦的な軍国主義が求められているわけじゃない。求められているのは、国家としての一体感(national unity)だ。互いに何の関わりもない他人同士がたまたま同じ地理的な空間に寄り集まっているって考えるんじゃなくて、自分

    ノア・スミス 「『国家としての一体感』って必要?」(2014年7月24日)
    nikunonamae
    nikunonamae 2022/10/28
    “ストーンウォール・ジャクソン将軍もロバート・リー将軍もこの国の「パンテオン」から追い出されようとしているらしいが” 南北戦争後しばらくは南北統一のために必要だったのだろうな。
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