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ブックマーク / ohnosakiko.hatenablog.com (2)

  • 書くことについて - ohnosakiko’s blog

    その作品の表面的な「読み易さ」に反して、実験的な現代作家として評価されている小説家の金井美恵子は、「私は小説を読んだから小説を書くようになったのだ」とどこかで語っていた。 を読むのが好きな少年少女は、最初に読んだ一冊に導かれて小説の世界に入っていく。好きな分野、好きな作家がはっきりしてくる中で、だんだんと「読み」に長けるように(つまり優れた読者に)なる。そして、「ここではまだやれること、やるべきことがある」→「それをやっている人がいない」→「では私がやってみよう」という流れができていく。 一編の小説も読まずにある日突然書き出す人は、よほどの天才を除いていないだろう。小説の世界にどっぷり浸かり、そのジャンルの歴史や形式や様態をかなり詳細に知った上で、「でもまだやるべきことがある。それを私がやらんで誰がやる」(金井美恵子はそこまで泥臭いことは言ってないが)くらいの決意のもとに書き出すのだ。単

    書くことについて - ohnosakiko’s blog
  • 言い張れば通るという感覚  - ohnosakiko’s blog

    大学の講義関係で出くわした例について今までも何回か書いたが、今回はこの10年で一番驚いたケースについて。*1 ある時、単位認定レポートの中にネット上にある映画の感想文からの剽窃を数件発見し、不可にして成績表を提出した。証拠としてそれぞれのアドレスも添付。 成績発表日、教務から電話がかかってきた。剽窃で不可になったうちの一人が、自分のレポートのコピー(必ずコピーを取っておくように言ってある)を持って「自分はやってない」と言いに来たという。レポートの半分以上を剽窃したテキストで埋め、ところどころ語尾を変えたり単語を入れ替えたり言い回しを変えたりしていた学生である。無駄な小細工のせいで、却って日語が不自然になっているところが幾つかあるが、9割方同じだった。やってないなんてことはあり得ない。『七人の侍』と『荒野の七人』くらいあり得ない。いやそんないいものではない。 教務の人曰く、「提出して頂いた

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    nikutetu
    nikutetu 2012/03/10
    ネットの揉め事も自分に落ち度ある奴ほど必ず開き直るから人間の心理なのかもなぁ。
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