普通、日本語で「マージン」と言うと、「利ざや、もうけ、手数料」といったイメージかと思います。例えば、「あの人はすぐマージンをとりたがる」といった言い方にも表れているとおりです。しかし、ビジネス英語でのmarginは、「何かと何かの差」といった感じで使われることが多いことばです。そこで、こういった「差」という視点からmarginがどう使われているかをまとめてみました。 ★ 票差を表すmargin 例えば株主総会で決議が大差で可決されたような場合は、The resolution was passed by a wide margin.という言い方をしますが、ここでのmarginは、可決に必要なぎりぎりの票数と実際の票数との差のことです。大差と逆の僅差を言うときは、例えば、合併案を株主たちが僅差で承認したような場合は、Shareholders approved the merger by a s