編集部から:本連載では、IT業界にさまざまな形で携わる魅力的な人物を1人ずつ取り上げ、本人の口から直接語られたいままでのターニングポイントを何回かに分けて紹介していく。今回は、瀧田氏のネットスケープ入社時代を取り上げる。初めて読む方は、ぜひ最初から読み直してほしい。 1996年、米ネットスケープの日本法人である日本ネットスケープ・コミュニケーションズに入社した瀧田氏。与えられた職務は、サポートエンジニア。サポートエンジニアとは、日本の顧客からの問い合わせに対応し、ときには米国本社と直接やりとりしながら製品サポートに当たる仕事だ。 入社早々、瀧田氏は米国本社で製品のトレーニングを受けることになっていた。早速、出張の準備を整え、米国側の担当者と連絡を取ったところ、こんな返事が返ってきた。「なぜかこっちに、君の上司だと名乗ってる人がいるんだけど……」。 「『なぜだろう?』と思って上司にいろいろ聞
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