県は1日の2月県議会一般質問で、えちぜん鉄道を高架化して暫定的に北陸新幹線福井駅部に乗り入れる連続立体交差事業について、平成21年度完了としていた事業期間を7年延長し、28年度末とする手続きに入ったと説明した。北陸新幹線の県内延伸が決まっていないことに加え、政権交代でいったん白紙の状態となっているが、県は事業を継続する意向で、設計から工事完了までを7年と見積もったという。 連続立体交差事業は当初16年度完了を目指していたが、JRの高架化が遅れたため21年度末に延期されていた。えち鉄の高架化は実質的に着手されていないが、福井市の駅周辺開発、新幹線とも密接に関係しており、事業期間の再延長が必要となっていた。 県は国土交通省と協議のうえ、1月に延長を申請した。年度内に認可される見通し。 北陸新幹線福井駅部は20年度末に完成。えち鉄は高架化のため暫定的に同駅部に乗り入れ、新幹線福井駅開業時には在来