理想の男性は荒俣宏――そんな30歳女性漫画家である作者が「ひとりが気楽」とうそぶく人生にピリオドを打ち、彼氏を作るために動き出す! 野球観戦では明るいノリについていけず。理想の男性(荒俣度の高い人)を探そうとしては歴史民俗博物館をさまよう。執事喫茶ではチヤホヤされてうろたえる。メイク教室で、婚活パーティーで、文芸サークルで、果ては断食道場で! 作者は何を考え、何を見つけたのか。モテることの真理が綴られた奇跡の書。 漫画誌ハルタ初のコミックエッセイが単行本化したものです。恋愛偏差値ゼロの作者【波ちゃん】が、実直に(?)試行錯誤の日々を克明に記録した一冊。 人生の大切な時間に漫画ばかり読んできた自分にとっては、八甲田山からスタートするマラソンのようなもの(絶望という意味)……という描写が物語るように、マイナスから始めたという恋愛修行が面白おかしく描かれています。ただ、マイナスゆえに気付きも多く