この数年で次々と新ルールが導入され変わりつつあるメジャーリーグだが、つい先日、あるルールを巡って議論が起きた。「引き分け」はありかなしか、というものだ。 日本のプロ野球では延長12回までに決着がつかなければ引き分けだが、メジャーはご存じのように引き分けがなく、決着がつくまで延々と試合を続ける。今季は開幕から延長に入る試合が多く、そんな中でESPNのジョン・シアンビ記者が「年間162試合も戦うスポーツで12回を超える延長戦を行うのはばかげている。私は引き分けがあってもOKだ」とツイッターで意見を述べた。ニューヨーク・ポスト紙のジョエル・シャーマン記者も「ベースボールには引き分けもあるべき」という記事を掲載。4月13日のマーリンズ対メッツの試合が延長16回まで続き、メッツのテリー・コリンズ監督がレネ・リベラ捕手を投手として投げさせ、先発右腕ザック・ウィーラーに一塁を守らせる準備をしたほど起用す