スポーツ振興くじ(toto)の一つとして検討されているプロ野球の「野球くじ」導入が当面見送られることが4日、分かった。日本野球機構(NPB)が、協議を進めているスポーツ議員連盟と金銭面などで折り合いがつかなかった。当初、一部関係者が「早ければ2019年から導入」としていた野球くじだが、少なくとも20年までの導入はなくなった。NPB側は「継続審議」としているが、導入を断念する可能性も出てきた。 複数の関係者によると、野球くじ導入を進める超党派のスポーツ議連の幹事長を務める遠藤利明・元五輪相と、NPBの斉藤惇コミッショナーが5月31日に会談。条件が合わないとして両者が「仕切り直し」を確認したという。4日のNPBの理事会で各球団に報告された。 NPB側はくじの売り上げにかかわらず、一定額の助成金をまとめて受け取りたいと要望していたが、Jリーグは事業ごとに第三者機関が配分額を決めており、議連側は「
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