枝野幸男官房長官が16日午後6時前に行った記者会見の全文は次の通り。 【冒頭発言】 今日付で、東大大学院教授の小佐古敏荘氏を内閣官房参与に任命することを決定した。小佐古氏は放射線安全学の分野で優れた識見を有しており、今回の原発事故に関して、総理に情報提供や助言を行っていただく。民間の皆さま方の様々な知恵や知見をしっかりと生かしていく中で、官の立場をお持ちいただいた方がいいだろうとのご判断とうかがっている。 原子力発電所の周辺、退避(指示)の20キロから外側の近い部分で、文部科学省がモニタリングを開始していただいた。具体的な中身は文部科学省から発表してもらっている。詳細な、具体的な評価は、原子力安全・保安院あるいは原子力安全委員会の皆さま方の専門家の立場からご報告をいただくべきだと思いますが、本日測定され、発表された数値は、ただちに人体に影響を及ぼす数値ではないというのが概略的なご報告