像の前で感謝状を受け取る小松啓子さん(右)=福山市西町2で2024年3月2日午後1時16分、関東晋慈撮影 広島県福山市は2日、福山城公園プロムナード(西町2)にネットゲーム「刀剣乱舞ONLINE」のキャラクター「江雪左文字(こうせつさもんじ)」の像を設置し、除幕式を開いた。名誉市民でエフピコ創業者の小松安弘氏(2017年死去)の刀剣コレクションを妻啓子さん(87)が18年に市に寄贈し、コレクションを多くの人に知ってもらいたいと今回、像の制作費を寄贈した。 コレクションは、キャラに擬人化された国宝「太刀 銘筑州住左(江雪左文字)」を含む国宝7本など計14本。同太刀は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけ筑前国(現福岡県)に住んだ刀工・左文字の代表作で、キャラは僧侶の姿で戦いを嫌うが、戦えば強いというギャップが人気という。 像はほぼ等身大の高さ187センチ、幅133センチ。青銅の鋳物で重さは765キ