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ブックマーク / tanken.com (2)

  • 東洋一の星製薬と阿片事件 | 探検コム

    大航海時代、ヨーロッパ人のアジア進出を阻んだ大きな壁が、蚊が媒介する感染症マラリアでした。 南米ペルーに自生するキナという植物がマラリアに効くことは17世紀から知られていましたが、成分を薬にまで精製する技術はありませんでした。 ようやく19世紀の初頭、キニーネというアルカロイド成分の分離に成功、これがマラリアの特効薬となったことを受け、東南アジアの植民地化が進みました。 ペルー原産のキナは、その後、オランダ領ジャワに移植され、20世紀初頭にはジャワ産が世界市場を独占していました。 どうしてペルー原産の植物がジャワ島に移ったかというと、あるイギリス人がペルーの山中でもっとも医薬品に向いたキナ種を探し出し、これをイギリス政府に献上したものの、政府はまったく関心を示さない。そこで、この人物はオランダ政府にこの種を買ってもらったのです。キナの将来性に気づいたオランダ政府が、ジャワに移植し、特産品と

  • 第二海堡と東京湾防御 | 探検コム

    映画『海猿』を見て海上保安庁のファンになった人は多いと思うのだけど、ちょっと質問です。 海上保安庁は、海上の安全や治安の確保、さらに海難救助や環境保全なんかが任務ですが、原油タンカーが炎上した場合、どこが管轄するでしょう? まぁ、あくまで海上保安庁の管轄なんですが、実はこうした特殊災害を専門に対処する独立行政法人があるんです。それが海上災害防止センター(MDPC)です。 ここの防災訓練所では、大規模なタンカーなどの船舶火災に対処するための大がかりな消防訓練を実施しています。 それが、東京湾のど真ん中にある人工島「第2海堡」です。 しかし、いったいどうして東京湾の真ん中に人工島があるのか? 今回は、東京湾防御という観点から、その理由を探ります。 東京湾の防御がいつ始まったかというと、おそらく文化4年(1807)だと思われます。 『徳川慶喜公伝』によると、文化年間にロシア船が北の海を荒らし、イ

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