震災から8ヶ月、晩秋を迎えた被災地の多くの河川でシロザケが遡上する姿が見られている。岩手県大船渡市を流れる河川はボランティアらによる清掃活動が進み、河川内には目立ったガレキもなくシロザケが自然産卵をしている=10日、岩手県大船渡市(三尾郁恵撮影)(写真:産経新聞) 東日本大震災は11日、発生から8カ月を迎えた。警察庁のまとめでは、死者は計1万5836人。行方不明者は、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉の6県でいまだに3652人に上る。7月以降は海で見つかる遺体の比率が大きくなっており、岩手、宮城、福島の3県警は沿岸部を中心に捜索を続けている。 3県警管内では9月は、宮城で50人、岩手で11人、福島で1人の計62人が見つかったが、このうち7割以上の47人は海上や海中で漁業者などに発見された。 10月に入ると、遺体の発見は大きく減少し、宮城で10人、岩手、福島の両県ではゼロ。福島では9月1