松屋フーズの牛めし業態「松屋」に続く第2の柱、低価格とんかつ業態「松のや」の出店が加速している――。 2016年3月期決算短信(連結)によれば、前期はとんかつ業態を中心に出店し、松のや23店、松屋4店の計27店を出店している。それに対して、松屋18店、海外その他業態1店が撤退。つまり、松屋が14店舗減る中、松のやは23店舗増えたのである。 決算を見ると、売上高839億4700万円(前期比3.5%増)、営業利益36億8500万円(71.8%増)、経常利益37億7100万円(71.9%増)、当期純利益16億1900万円(150.7%増)。その前の2015年3月期では、売上高2.7%増、営業利益8.6%減、経常利益6.7%減、当期純利益6.4%減であったことからも、収益が上がらない松屋を閉めて、松のやに注力したところ、利益率アップにつながっていることが分かる。 つまり、牛丼御三家の一角を占