あめの人気商品「ホールズ」などを製造する名古屋市の製菓会社が、不良品のあめを下水道に流して廃棄していたことが発覚した。ホールズといえば、お笑い芸人のケンドーコバヤシが出演するCMでおなじみ。「のど・ハナ、スッキリ」というキャッチコピー通りの爽快(そうかい)感ある食感が人気だが、下水道がスッキリするわけもなく、名古屋市では、廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いもあるとみて工場などの調査を始めた。 一部製品を下水道に廃棄していたのは名糖産業(名古屋市西区)。同社の説明によると、本社隣の工場で約3年前から、包装がうまくいかないなどした不良品のあめを網目状の袋に入れて溶かし、水で薄めた上で下水道に廃棄していた。廃棄量は月数百キロから約1トンに上ったという。 紙などのごみは袋の中に残り、あめだけが溶け出す仕組みで、工場では「以前行っていた不良品の再製品化と同じ手順で、3年ほど前から続けていた。現場