牛めしなどの定食メニューを販売する飲食店「松屋」を展開する松屋フーズが、店舗を巻き込んだ独自の改善提案制度「MKK」(松屋改善改革)で効果を上げている。2007年度には上期に272件、下期に446件の合計718件の改善提案があった。 このうち、上期に最優秀の提案「ゴールド賞」に輝いたのは、ある店舗の近くにある警察署内の留置場へのお弁当の納品で、年間で1000万円以上の売り上げ増に貢献できる見込みになったアイデアだ。この店舗では店員が毎日約150食分のお弁当を警察署に届けている。来店客を待つばかりの「待ちの営業姿勢」が一般的な定食屋チェーンにあって、店長自らが近隣に営業に出向くことを提案してつかんだ販路拡大による増収策の好例だ。消費の減少という逆風のなかでの積極的な営業改善提案が高く評価された。ゴールド賞を勝ち取ったエリアマネジャーは松屋フーズの社内報2008年新春号の表紙を飾った。 ほかに
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