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2024年3月16日のブックマーク (1件)

  • 東京大学学術機関リポジトリ

    論は、1980年代半ばより筆者が行ってきた台湾中国の漢人についての一連の宗教研究の中で、台湾中西部の沿海地域にある馬鳴山鎮安宮という"廟" −論では、廟とは様々な霊的存在(spiritual beings)を祀る施設を指す−を社会的な場として展開される信仰観念や信仰実践を、歴史人類学的に考察したモノグラフである。// 論では、個別具体的なケーススタディを民族誌として包括的に記述するということが目的であるが、そのために、時間軸(即ち歴史)と、空間軸(即ち研究対象の設定)という点で従来の人類学研究の問題点について、新しい試みを行った。// 第一の時間と言う点では、中国文化圏の特に民間信仰の分野において、従来歴史学あるいは宗教史学と人類学的な研究とが個別に行われ、相互の連関が不問に付されてきたことに鑑み、この欠を補うことを試みた。これまでの中国台湾の宗教史研究を通観すると、現在見られる

    niseki
    niseki 2024/03/16