新しい付き合いが始まると、どうしても苦手な人、イライラしてしまう人が出てきますよね。キライなのになぜかその人のことばかり思い出してムカムカしたり、つい悪口が出てしまう、ということは誰でも経験したことがあるのではないでしょうか? たとえば、いつも真摯に人に接したいと思っている人は、チャラチャラした人が苦手だったりします。また、いつも堂々とプラス思考で人に接したいと思っている人は、ビクビクしてネクラに見える人が好きになれなかったりします。 これはどうしてなのでしょう? 実はそのキライな相手に、自分の心にも潜む「共通の人間性」を感じるからなのかもしれません。 キライな人は自分が消したい“もう一人の自分” 人間には誰でも、意識の部分で「自分はこういう人間だ」と思っている姿とは相容れない、むしろキライで否定したい性質や考え方を無意識のなかに持っています。これをユングは「シャドー」と名づけました。 た