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ブックマーク / www.hucc.hokudai.ac.jp/~k15696 (2)

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    『いのちをめぐる倫理』(99年度北海道大学公開講座「生命(いのち) --- テクノロジーと倫理」講義草稿) 1 はじめに --- 問題の端緒 この「生命(いのち) --- テクノロジーと倫理 --- 」という講座において私に与えられたのは、「いのちをめぐる倫理を考える」という課題です。もちろん、「いかに生きるべきか」というのが倫理学の根的な問いであるとすれば、倫理学は古くから「いのち」の問題と向き合ってきたわけですが、しかしいまこのような課題があらためて設定されるのは、近年の科学技術の急激な発展によって、われわれの「いのち」をめぐる状況が大きく変化し、「いのち」のあり方や価値が問い直されるような事態が生じてきているからに他なりません。生命倫理や環境倫理が広く人々の関心を集め、それらに関する著作がすでに無数に出版されているということが、そのことを物語っています。 生命倫理と呼ばれる領

  • 都築論文

    道徳判断の「実行可能性」と「非記述的意味」 都築 貴博  はじめに  以下の小論では、 「道徳的相対主義(moral relativism) 」をとりあげる。ここにいう 道徳的相対主義とは、 「規範的 normative) 立場としてのそれではなく ( 」 「メタ倫理学 的(meta-ethical) 」立場としてのそれである 。規範的な道徳的相対主義は、自分と は異なる諸価値を受容する人々に対してどう振る舞うべきかに関する理論であり、 メ タ倫理学的な道徳的相対主義は、 道徳判断の意味、 真偽、 正当化可能性に関する理論 である。 メタ倫理学的な道徳的相対主義は、 「道徳的枠組 moral framework) に対す ( 」 る道徳判断の意味や真偽の相対性を指摘し、 また、 自分の 「道徳的枠組」 に立脚した 道徳判断は他の 「道徳的枠組」 の構成員に対しては正当化可能でないと論ず

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