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ブックマーク / www.minc.ne.jp/~saito- (1)

  • アナーキズム論争

    無政府資主義(アナルコ・キャピタリズム)をめぐるひとつの論争を紹介します。(1997年9月30日) 『鹿児島県立短大紀要』48号(1997年12月,pp.37〜47)に掲載。 はじめに アナーキーは俗に無秩序や混乱をさす言葉として使われるが,語源(an+archy)的にいえばそれは無支配,無強制を意味する。すなわち,アナーキーの来の意味は社会に自由が横溢する状態,強制によらずとも秩序が自生するありさまなのである1)。 したがって,アナーキズムはマルクスのいう共産主義,すなわち「各人の自由な発展が,全体の自由な発展の条件となる」ような社会の志向と親和的であるといえる。じじつ,バクーニンはマルクスに多くを学びつつ,アナーキスト共産主義者を自称した。社会運動の歴史において,アナーキストは共産主義者とするどく対立し,ほとんど敵対関係のなかにあることの方が多いけれども,大きくいえばアナ

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