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ブックマーク / www.iwanami.co.jp (5)

  • 雑誌『科学』:島崎邦彦「葬られた津波対策をたどって」

    島崎邦彦「葬られた津波対策をたどって――3・11大津波と長期評価」目次 島崎邦彦 しまざき・くにひこ 東京大学名誉教授,地震調査委員会長期評価部会部会長(1996 〜 2012年),原子力規制委員会委員長代理(2012 〜 2014年) 連載「葬られた津波対策をたどって」(2019年1月号〜2020年6月号)を著者加筆の上,副題として「3・11大津波と長期評価」を加えて,公開いたします。 政府機関として地震調査研究推進部は「地震発生可能性の長期評価」(「長期評価」)をとりまとめており,2002年7月に「三陸沖から房総沖にかけての地震活動の長期評価について」が公表されました。そのとりまとめにあたった島崎邦彦氏が長期評価に対する圧力を振り返ります。政府と東京電力の責任を問う裁判で論点の一つともなってしまっている長期評価とはそもそも何か。とりわけ東京電力福島第一原子力発電所にとって不都合であっ

  • 巻頭エッセイ(『科学』2022年4月号) - 岩波書店

    福島第⼀原⼦⼒発電所事故後に始まった当時18歳以下の福島県民の甲状腺検診で,予想を数⼗倍上回る甲状腺がんが検出された。そして今年,事故を起こした東京電力を相手に東京地裁に訴訟が提起された。原告は事故当時6歳から16歳の甲状腺がん患者である。 この訴訟について因果関係⽴証の困難さを指摘する声もあるが,環境保健で因果関係を専⾨とする者にとっては,科学的因果関係の⽴証がこれほどシンプルな事例は珍しい。過去の医学研究の知見,発がん物質の知識,エビデンスなどが揃っている。通常の数⼗倍という多発は福島県の県民健康調査検討委員会(検討委員会)も認めており誰も疑っていない。チェルノブイリ原発事故後も著しく多発した⼩児甲状腺がんは,放射性ヨウ素への被ばくが唯一の原因として知られ,放射性ヨウ素への被ばくで小児甲状腺がんは多発する。今回の過酷事故では広範囲に放射性物質が拡散し,自然に存在しない核種が⾸都圏から西

    巻頭エッセイ(『科学』2022年4月号) - 岩波書店
  • 思想の言葉(『思想』2019年9月号) - 岩波書店

    啓蒙と霊性 小泉義之 一九六八年の学生運動は革命運動であった.それは七〇年を跨いで,労働運動へ波及する勢いを持っていたが,革命という出来事はついに起こらなかった.その原因は,運動内の自壊や転向に求められるのが常であるが,フーコーがそのコレージュ・ド・フランス講義録『刑罰の理論と制度』で強く示唆していたように,革命運動を阻止したのは,支配層による弾圧と抑圧であった.フーコーにとって,七〇年代初めは,革命運動に対する反動期であった. ただし,フーコーによるなら,反動期の支配の特質は,革命運動家を直接に弾圧するところにではなく,むしろ,強権的な弾圧を契機にして,革命運動周辺で蘇生していた反秩序的な有象無象,『狂気の歴史』で言うところの「非理性」の有象無象を一斉に抑圧するところにあった.まさにその抑圧を通して,司法的で刑法的なものは,道徳的な非難,道徳的な矯正,法と秩序の正義感覚と結び付いて,規律

    思想の言葉(『思想』2019年9月号) - 岩波書店
  • フィリップ・ソレルス「幸福なディドロ」|思想の言葉|SHISO No.1076

    『図書』は大勢の知的好奇心あふれる読者に1938年の創刊以来愛読されてきた「読書家の雑誌」です。 古今東西の名著をめぐるとっておきの話やエピソード、心を打つヒューマン・ストーリー、旅のときめき体験、人生への思索などを綴る、滋味あふれるエッセイの数々。 文学・芸術・学問の面白さを語る対談・座談・インタビュー。若手からベテランまで『図書』ならではの一流の執筆陣が書き下ろす文章の力と味わいは、日常生活にピリッと刺激を与えるスパイスの働きをするはずです。 魅力的なとの出会いの場、読書の新しい愉しみ発見の場として月刊『図書』の定期購読をおすすめいたします。 巻末の新刊案内は岩波書店の出版活動の最新情報をいの一番にお届けする「読者と岩波書店を結ぶホットライン」です。 綴じ込みの〈書籍注文ハガキ〉もご利用ください。

    フィリップ・ソレルス「幸福なディドロ」|思想の言葉|SHISO No.1076
    nisemono_san
    nisemono_san 2007/09/10
    これがネットで読めたとは……俺は百回読んで欲しいと思ったりします!
  • 岩波書店

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