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2019年5月23日のブックマーク (1件)

  • 書評「物語論」(木村俊介)|西原雄一

    物語を書く人はどんなことを考えて書いているか、物語を作らせる人は、どんなことを考えているか。音や絵に込めた物語を作るとき、どんなことを考えているのか。 書は、村上春樹、島田雅彦、伊坂幸太郎、重松清、弘兼憲史、かわぐちかいじ、荒木飛呂彦、杉博司など、各分野で活躍する17人の創作者が語るそれぞれの「物語論」についてインタビューし、考え方をまとめた1冊です。 物語は「書き写すこと」から始まる。 伊坂幸太郎と村上春樹。2人は現代の日で最も小説が売れる2人と言っても過言ではありません。そんな2人が共通して行なっていたことがありました。それは、「書き写すこと」です。 村上春樹は小説を書くだけでなく「キャッチャー・イン・ザ・ライ」などの翻訳を行うことでも知られていますが、書の中で小説の翻訳についてこのように語っています。 翻訳って究極の精読なんですよ。一字一句を揺がせにできない中で熟読するので、

    書評「物語論」(木村俊介)|西原雄一