ロング・テール理論の名付け親で、雑誌「Wired」の編集長としても知られるクリス・アンダーソン氏が3月12日付けのブログでオープンソースソフトウェア(OSS)プロジェクトの運営体制に関する誤解を指摘をしている。 アンダーソン氏によれば、多くの人はオープンソースプロジェクトというのは草の根から立ち上がり、自律的に組織化し、民主的に運営されているという誤った認識を持っている。ところが現実はまったく逆で、1人か2人の「慈悲深い独裁者」によって運営されている、という。 これはオープンソースプロジェクトに参加していたり、あるいは日常的に成果物を利用している人であれば、そういうものだと首肯するかもしない。メーリングリストで客観データに基づいて議論したり、リーダーを民主的に選ぶようなプロジェクトもあるかもしれないが、おおかたのオープンソースプロジェクトには、それを開始し、中心に位置し続ける“独裁者”がい
「Gitを使いたいが、中央リポジトリにはSubversionを使わざるを得ない」という場合も多いだろう。そのような状況で便利なのが、SubversionリポジトリとGitリポジトリの橋渡しをする「git-svn」である。git-svnを利用することで、SubversionリポジトリとGitのローカルリポジトリを同期させることが可能だ。本記事では、このgit-svnの活用方法を紹介する。 git-svnのアーキテクチャ Gitの大きな特徴として、分散型アーキテクチャがある。分散型アーキテクチャでは、コミットはローカルのリポジトリに対して行い、ソースコードの同期はそれぞれの開発者間が持つローカルリポジトリ同士で変更点をやりとりすることで行う。もちろん公開リポジトリを利用したソースコードの同期も可能であり、柔軟な開発体制を取れるのが長所である。 しかし、一方でGitは非常に多数のコマンドがあり、
大規模な開発プロジェクトに携わるプログラマにとって、バージョン管理システムによるソースコード管理は必須だ。しかし、大規模プロジェクトのファイル操作をバージョン管理プログラムのコマンドライン・インタフェースで行うのは煩雑だ。それに、コマンドラインでは、ファイルやリビジョン間の差分の強調表示や色分け表示はできない。そんなときに役立つのが、Webブラウザベースの便利なコード・ビューアである ViewVC だ。CVSまたはSubversionで管理するソースコード・ツリーを参照して、変更内容を確認したり、ファイル・レベルや行レベルでリビジョンを比較したりできる。他にもさまざまな機能があり、ファイルのチェックアウトやコミット以外であればほとんどの操作を行える。 ViewVCは、Ubuntu、Gentoo、Fedoraなどのディストリビューションでは、リポジトリからインストールできる。パッケージが用意
ブラウザベースでSubversionをブラウジングできるソフトウェアは各種存在する。ブラウザだけでリポジトリの内容が見られるのは確かに便利だ。だがリポジトリの作成や権限の設定はターミナルベースになってしまう。 リポジトリ概要 このソフトウェアはひと味違う。ブラウジングではなくリポジトリを管理するためのソフトウェアだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはUSVN、Subversion管理ソフトウェアだ。 USVNはブラウザベースで動作するソフトウェアで、mod_dav_svnが必須になる。PHP+MySQLで動作し、ブラウザ上でリポジトリの作成やユーザの作成、グループの管理を行えるようになっている。 アクセス権限設定 プロジェクト管理とは異なり、リポジトリの管理に特化している。ファイルに対してのアクセス権限を設定することも可能だ。リポジトリを作成したら、チェックアウトURLを使いクラ
開発に際してSubversionを利用しているという方も多いだろう。一度立ててしまえばごく簡単に運用でき、それでいていざというときに役立つソフトウェアだ。さらにクライアントはGUIのフロントエンドも多数存在するのが良い。 ではサーバはどうだろうか。CUIでインストール、管理するのが当たり前になっている。だがWindowsであればGUIの方が便利そうだ。 今回紹介するフリーウェアはVisualSVN Server、SubversionのGUI管理ソフトウェアだ。 VisualSVN Serverの便利な点は、HTTPSのHTTPサーバと、Subversionがインストーラーで手軽に利用できるようになる点だ。また、その管理はWindows標準のコンピュータの管理で行える。 ユーザの作成はもちろん、グループの作成もできる。リポジトリの作成もGUIベースで完結するのでごく簡単だ。ファイル単位にアク
基本概念と特徴 リポジトリ Subversion は共有情報の一元管理システムであり、情報はリポジトリに格納される。 リポジトリは情報をファイルシステムツリー(一般的なファイルとディレクトリの階層構造)の形で保持する。 Subversion ではリポジトリの場所は URL によって表現される。 リポジトリにアクセスするための URL には以下のようなものがある。 file:/// リポジトリへの直接アクセス (ローカルディスク上) http:// Apacheサーバ への WebDAV プロトコル経由でのアクセス https:// http:// と同じだが、SSL による暗号化 svn:// svnserve サーバに対する独自 TCP/IP プロトコル経由でのアクセス svn+ssh:// svn:// と同じだが、SSH トンネルを利用する ほとんどの場合、Subversion の
バージョン管理ツールSubversionの基礎練習です。 Windows XPのコマンドプロンプトでSubversionの基本的なコマンドを動かしていきます。 Subversionを学び始めるきっかけにどうぞ。 目次 はじめに ダウンロードとインストール リポジトリ用のディレクトリを作ります リポジトリを初期化します 新しいモジュールを作ってインポートします チェックアウトして作業開始 新しいファイルを追加します 新しいディレクトリを追加します 普段の作業はこんな風に進みます ファイル名を変更してみよう この文書に書かなかったこと 関連リンク 更新履歴 ぜひ、感想をお送りください はじめに Windows XPのコマンドプロンプトで、 バージョン管理ツールSubversionの基本的なコマンドを動かしてみましょう。 この文書の通りに実行すると、 基本的なSubversionのコマンドをひと
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く