11月9日、エンジントラブルで東京都小笠原村にある海上自衛隊硫黄島航空基地に緊急着陸した、デルタ航空(DAL/DL)の関西空港発グアム行きDL294便の機体は、エンジンそのものを交換する必要があることが、DALへの取材でわかった。 DL294便の機体はボーイング757-200型機(登録番号N545US)で、エンジンはプラット・アンド・ホイットニーのPW2037。9日午前10時13分に関空を出発したが、太平洋上で左エンジンにトラブルが発生したため、もっとも近い硫黄島へ午後0時58分に緊急着陸した。 乗客163人と乗員8人(運航乗務員2人と客室乗務員6人)は、関空で日本を出国していたことから、成田空港から同型の代替機が到着するまで機外に出られなかった。乗客乗員171人が乗った代替機は午後9時37分に硫黄島を出発し、グアムには翌日午前0時25分に到着した。緊急着陸した機体は、現在も硫黄島に駐機し