「大変申し訳なく思っている」。3月5日深夜の記者会見で、西村康稔経済再生相が陳謝した。西村氏のもとで新型コロナに関する政策立案などを担う内閣官房の対策推進室(コロナ室)で1月、「過労死ライン」の月80時間をはるかに超える約378時間の残業をした職員がいたことを受けてのもの。 西村氏の“パワハラ体質”は以前から問題となっていた。秘書官が相次いで交代していたことを報じた「週刊文春」(2月18日号)の記事を再公開する。日付、年齢、肩書きは当時のまま。 ◆ ◆ ◆ コロナ対策などを担う西村康稔経済再生相(58)の事務取扱秘書官が体調を崩し、2月8日付けで交代した。「週刊文春」の取材に、内閣府関係者は「苛烈な労働環境とパワハラによるストレスが原因だった」と証言。緊急事態宣言下で、国会論戦の最中でもある時期に、大臣秘書官が交代するのは異例で、その原因が改めて注目されそうだ。 西村氏には、財務省、経産省