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ブックマーク / nosumi.exblog.jp (4)

  • 医学部入試差別問題を考える:女子生徒の数学苦手意識は植え付けられたものである | 大隅典子の仙台通信

    某医科大学における入試時点の点数操作による女性や多浪生の排除が明るみに出たことは、いわばパンドラの箱を開けてしまった感がある。 今回の問題をきっかけに文科省が全国の医学部に過去6年間の男女別合格率の調査を行い、その結果が9月4日に発表された(画像)。それによれば、6〜7割の大学医学部で男性の合格率の方が高く、男女の格差がもっとも男性有利であった大学では1.67倍、平均では1.18倍の開きがあった(ちなみに筆者の所属する東北大学は1.13で平均よりはベター)。 「女性の比率を下げたいなら、数学や理科系科目の配点を大きくしたり、問題を難しくすれば良い」という話は確かに聞いたことがある。基礎医学系の科目を勉強する上でも、未来の医療をつくるためには理系科目は必須であることは間違いない。だが、性差に基づく医療の推進、我が国の医療の質の向上のためには、女性の参画はもっと進むべきと思われる。女性医師の方

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    nisshi_jp 2018/10/29
  • 科学者は競争的すぎる環境に付いていけない | 大隅典子の仙台通信

    では平成7年に「科学技術法」が制定され、国の施策の基に科学技術を据えることにしました。5カ年ごとに「科学技術計画」が定められ、現在は平成23年に閣議決定された「第4期科学技術計画」の元に施策が立てられています。平成28年からは第5期の開始となるので、そろそろ次の計画をどうするか、という話も出始めているようです。 1990年代からいわゆる「大学院重点化」が開始され、科学技術を支えるには博士号を持った人材が必要であるという観点から、大学院生の定員が増やされてきました。そのような大学院生の次のキャリアパスとして博士研究員(ポスドク)がありますが、平成8年からの第1期の計画において「ポストドクター1万人支援計画」が策定され、ポスドクの数も増えることになりました。このようなポスドクの多くは、プロジェクトごとに雇用される有期雇用者です。したがって、5年などの任期が終了すると、次の就職

    科学者は競争的すぎる環境に付いていけない | 大隅典子の仙台通信
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    nisshi_jp 2014/04/26
    うーん、そんな個々人の資質・気質の話ではなくて、競争だ!競争だ!って言いながら全体のパイをじわじわ減らしていったら何が起きるか分かりますよねということなのではないかと
  • センター試験 | 大隅典子の仙台通信

    今日明日はセンター試験。 受験生の皆さん、そして試験監督その他、運営に関わる皆様、寒い朝になりましたので、お気をつけて。 かつて共通一次試験という名前のものを受験したのは、ごく狭い世代ですね、なんてことはどうでもよいのですが、いずれにせよ、センター試験や大学入試は、大学の教職員の仕事として「マスト」です。 朝早い集合時間で、何かの粗相があったらメディアに大きく取り上げられるので気は抜けず、とくにセンター試験は受験生の便を優先するので必ず土日開催。 これを「免除」されるのは、長期療養中、長期出張中、日語に不自由があると判断された外国人教員、入試実施部要員などに限られています。 そもそも、こういう全国一斉に同じ日に行う大学入試のためのシステムがどうか、という問題も大きいのですが、それは別の折に論じるとして、昨日、全学の男女共同参画委員会で話題になりましたのが、「育児期の教職員にとって、セン

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    nisshi_jp 2013/02/09
  • 日本のアカデミア人材育成が危ない・その1【コメント表示】 | 大隅典子の仙台通信

    「今年は空梅雨」なんて嘯いてごめんなさい……。 昨日などは、しっかり梅雨でした。 ところで、先日、元三重大学学長の「つぼやき」ブログのアクセス数がものすごいことになった、というお話でしたが、関連したデータを示しておきます。 この10年間で若手教員のポストがいかに減ったか、これをなんとかしないと日教育も研究も科学技術振興も駄目になりますよ、ということです。 資料の元はこちら。 いろいろな問題というのは、一つの原因だけで生じるものではありません。 アカデミアポストの減少減少に至った要因には以下のようなものが考えられます。 ・少子化による学生数減少に対応するため+日の研究力を増すために「大学院重点化」政策が撃ちだされた。 ・大学院重点化により、大学院生の定員を増やすために大学院生の指導ができるとみなされる「教授」ポストを増やす必要が生じた。 ・教授を増やすために、教員の定員枠の助手(当時)

    日本のアカデミア人材育成が危ない・その1【コメント表示】 | 大隅典子の仙台通信
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    nisshi_jp 2012/07/08
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