米ダートマスに研究者たちが集まり、「やがて人間の知能は機械でシミュレーションできるようになる」との考えを提唱し、これを"Artificial Intelligence(人工知能)" と名付けたのは、1956年のことでした。これを切っ掛けとして、企業や政府から多額の研究資金を集めることができたのですが、その後の研究が順風満帆だった訳ではありません。様々なアプローチが試みられてきましたが、必ずしも十分な成果をあげられず、歴史の中に埋もれてしまった研究も少なくありません。その経緯については、こちらに詳しくまとめましたので、よろしければご覧下さい。 そんな中で、いまも生き残り成果をあげている3つのアプローチについて紹介します。 ルールベース・アプローチ 専門家の知識やノウハウを人間がルールとして記述し、そのルールに従ってコンピューターに処理させようというアプローチです。「エキスパートシステム」と呼