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2013年6月18日のブックマーク (6件)

  • レジーム・チェンジとは何か | 牛さん熊さんブログ

    アベノミクスの支柱になっている異次元緩和について、「レジーム・チェンジ」と安倍首相は語っていた。田悦郎内閣官房参与は2013年2月の時事通信社とのインタピューで次のように語っている。 『「レジームチェンジ」、つまり金融政策の枠組みを変えることによって、緩やかなインフレ予想を国民に持ってもらうことが重要だということです。デフレに順応するのではなくて、デフレと闘う積極的な金融政策、積極的な日銀を演出する。そのためには、それまで日銀がやっていたような小出しの金融緩和ではだめです。2%のインフレ率を達成するまでは「無制限」に国債、特に長期国債を買っていくとアピールすべきだと申し上げました。「レジームチェンジ」「無制限国債購入」でいきましょうと。』 安倍首相がレジーム・チェンジという用語を口にしたのは、田氏の助言によるものなのかもしれない。日銀が無制限に国債、特に長期国債を買っていくと2%の物価

    レジーム・チェンジとは何か | 牛さん熊さんブログ
    nizimeta
    nizimeta 2013/06/18
    “禁輸出禁止により円安政策や金利の低下策等が講じられ、期待というよりも直接に実体経済に働きかけられていた面があり、日銀が国債を大量に購入すればデフレから脱却できる、という効果については甚だ疑問が残る”
  • 異次元緩和の3つの波及経路が詰まっていないか | 牛さん熊さんブログ

    6月11日の黒田日銀総裁の会見において、記者から金融緩和の波及経路についての質問があった。3つの波及経路とは、金利全体やプレミアムに対する働きかけること、ポートフォリオ・リバランシングの効果、さらには期待を通じた効果である。 長期金利について総裁は、緩和直後に、ボラティリティがかなり高まるがその後、市場との対話を通じて、オペを弾力化したことで、金利変動は落ち着いたとしている。さらに5月に入って、米国の長期金利が上昇するといったことを背景に、再び日の長期金利も上昇し、ボラティリティも高まったが、5月の後半にかけて、市場との対話を重ね、オペの弾力的な運用を決めたとしている。 これは質問の答えになっていない。そもそも異次元緩和を行ってイールドカーブ全体の低下をはかるどころか、イールドカーブ全体が上昇してしまっている。その対策が「市場との対話」というのはどういう意味か。大昔の規制金利の時代ではな

    異次元緩和の3つの波及経路が詰まっていないか | 牛さん熊さんブログ
  • 異端派経済学は主流派より主流派経済学に根差している - himaginary’s diary

    ダニ・ロドリックがWorld Economics Association Newsletterというニュースレターのインタビューに応えてそう語っている(Conversable Economist経由)。 以下はそこからの引用。 As I said, where I tend to part company with many of my colleagues is with the policy conclusions I reach. Many of my colleagues think of me as excessively dirigiste, or perhaps anti-market. A colleague at Harvard’s Economics Department would greet me by saying “how is the revolution g

    異端派経済学は主流派より主流派経済学に根差している - himaginary’s diary
    nizimeta
    nizimeta 2013/06/18
    “洗練された分析を考える頭脳の持ち主が、自分たち自身のモデルの政策的意味合いを真面目に考える段になるとなぜかボロボロになってしまいます”
  • 「WWDC 2013:アップル形容詞交響曲」

    The Verge から,アップルが新製品を発表した WWDC 2013 で頻出した形容詞・副詞だけを抜き出した動画 "Apple's WWDC 2013 keynote: a symphony of adjectives". 空疎な形容詞(や副詞,フレーズ)の勉強にどうぞ: 以下,かんたんに解説: 1. incredible「信じられないほどの」 / incredibly「信じられないほどに」 字面だけで言えば credible「信じられる,信憑性がある」に否定の接頭辞が結びついた形容詞 incredible「信じられない」と,この形容詞から派生した副詞ではあるものの,いまではたんにものすごいですよと強調する言葉になっている(コウビルドでは,同義語に fantastic を挙げている). 2. super-「超-」 "super-fast," "super-glassy," "super

    「WWDC 2013:アップル形容詞交響曲」
  • 革新的理論の礎となった「貧困の経済学」:日経ビジネスオンライン

    「貧乏」というと、自分には縁遠い話と感じる読者がいるかもしれない。たとえば、1984年のバブル初期に発売され、ベストセラーとなった渡辺和博の「金魂巻」を覚えている読者も多いであろう。「マルキン」・「マルビ」というラベルで医者のような職業でもビンボーがいる「驚き」を描き、一世を風靡した。 だが、日における「格差社会」「生活保護受給者の増大」は、まさに貧困問題の現れである。特に貧困高齢者の健康状態は劣悪だ。他方、日の子供の貧困率も経済協力開発機構(OECD)諸国の中ではより深刻なグループに属している。そして、貧困が世代を超えて再生産されている可能性も大いにある。こうした日の「貧乏」の問題が、失われた20年に特有の問題かといえば、そうでもなさそうだ。貧困の問題は、長らく日経済学の中心的な課題だった。 大正時代に日で紹介された経済学貧困研究 例えば代表的なマルクス経済学者だった京都帝

    革新的理論の礎となった「貧困の経済学」:日経ビジネスオンライン
  • 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) : 場末P科病院の精神科医のblog

    5月31 恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) カテゴリ:アルコール認知症 大学時代に酒豪のクラスメートがいたが、彼はよく酢を飲んでいた。彼の机には酢の瓶がいつも置いてあり、コップについではガブガブと飲んでいた。彼が言うには、酢がすごくうまいのだという。しかも酢を飲むと集中力が高まり勉強がはかどるのだという(そんなことあるかいな)。 しかし、この謎が30年以上も経ってようやく解けたのであった。アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はアルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変化してしまうという論文が出たのである。彼は、ブトウ糖よりも酢酸を好んで消費するようになった脳の命令に従って、昼間から脳のエネルギー源として酢を好んで飲んでいたのだ。今、ようやくクラスメートの謎が解けたのであった。 ヘビードリンカーの脳は酢

    恐怖のアルコール その1 (酢を昼間から飲んでいた酒豪のクラスメートの謎がようやく解けた) : 場末P科病院の精神科医のblog