土居淳子 巻 号 13 開始ページ 15 終了ページ 36 記述言語 日本語 掲載種別 研究論文(大学,研究機関等紀要) 出版者・発行元 京都光華女子大学人間関係学会 本稿では,現在の統計的仮説検定法がフィッシャーの有意性検定論とネイマン=ピアソンの統計的仮説決定理論の折衷法であることを紹介し、折衷案であるがゆえに本質的に内包する問題について述べる。また,このような弱点を自覚せずに有意性検定を「科学的方法」として用いることが,科学的推論に悪影響を及ぼした事例を紹介する。APAを中心に進められつつある統計改革の内容とその浸透状況を手短に紹介し,また,日本における統計改革についても若干言及する。 リンク情報 CiNii Articleshttp://ci.nii.ac.jp/naid/120006315829CiNii Bookshttp://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12051