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ブックマーク / www.riabou.net (3)

  • マッキンダー地政学のポイント - リアリズムと防衛を学ぶ

    マッキンダーは地政学の祖といわれる。彼の主著は「デモクラシーの理想と現実」だ。 そのポイントは以下の6つに、だいたいまとめられる。 1:シーパワーとランドパワーの交代 両勢力は、交替に大勢を支配している。 2:ランドパワーがシーパワーを倒すとき 陸上勢力が優勢なときは、陸戦を通じて海上権力側から基地を奪い、勝ちを制したことがある。 3:英国の優勢の凋落 英国は制海権の働きを通じて、世界の覇権国家となった。しかしその優勢は20世紀の入り口までの現象だ。蒸気機関、エンジン、鉄道や高速道路が、海上輸送の優位を突き崩しつつある。 4:ハートランドの脅威 以上の理由によって、大陸のハートランド(西部シベリアおよびヨーロッパ・ロシア)の中心にある勢力が、経済発展によって陸上交通網を整備すれば、優に世界最大の勢力となりえる。 5:ハートランド勢力の世界島制覇 ゆえに勢力旺盛な国家が近代技術で武装し、ハー

    マッキンダー地政学のポイント - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 集団的自衛権の起源と、戦争の克服 - リアリズムと防衛を学ぶ

    しばらく前、「集団的自衛権」という言葉がテレビや新聞でよく見られました。そろそろ静かになってきたので、いつもの通り政治的な主張はさておいて、基と起源を抑えつつ「集団的自衛権と平和の関係」について書いてみます。 集団的自衛権に賛成の人は、日の安全のために必要なんだというし、反対の人は逆だ危険だといいます。両方とも「日は平和で安全な国であってほしい」という目的意識では共通していますね。だけど、どうやって平和と安全を確保するかという手段の点で意見の対立があるようです。 これは現代日に限らない悩みです。昔から世界中の人が平和をつくるより良い方法を考え、やってみて、失敗し、また考え続けてきました。その過程で誕生したアイデアの一つが「集団的自衛権」です。 この記事では集団的自衛権の誕生の経緯を振り返ることで、人類が平和の作り方についてどういう試行錯誤をしてきたかを解説します。これからどうすべき

    集団的自衛権の起源と、戦争の克服 - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    軍隊のない国家―27の国々と人びとposted with amazlet at 09.12.30前田 朗 日評論社 売り上げランキング: 226231 Amazon.co.jp で詳細を見る 年の初めの書初めは、いろはの”い”から参ります。「軍隊のない国家」についてです。 私たち日人は軍隊を放棄すると憲法に書きながら、軍隊ではない自衛隊をもって自らを守っています。それでも軍隊のない国家への憧れは根強いようです。昔は「非武装中立論」があり、今でも「無防備都市宣言」活動があります。 世界に目を向ければ、意外と多く、当に軍隊を持たない国家が実在します。それらの国は非武装、無防備で、しかも誰に侵略されるでもなく平和を保っています。これはどういうことでしょう。当は軍隊なんていらないのでしょうか。いったい何故、「軍隊のない国家」は平和でいられるのでしょうか? 軍隊のない国家」は意外と多い 今回

    軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
    nizimeta
    nizimeta 2010/01/05
    “アンリ・ギザン将軍の言葉を借りるなら、防衛力を持つということは、自らの運命をその手に守るということです。ならば非武装でいるということは、自らの運命を手放し、流れに身を委ねるということなのです”
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