NPOと協働で生ごみ堆肥化事業 ─ 茨城県取手市 取手市の生ごみ堆肥化事業は、モデル地区の約1000世帯で実施されている。事業を受託したNPOは、シルバー人材センターや福祉作業所とも連携して回収作業やEMボカシの製造を行い、誰もが参加できる資源循環型社会を念頭に、最終的には市内全世帯の生ごみリサイクルをめざしている。こうした活動が評価されたNPOは、平成15年度地域づくり総務大臣賞を受賞した。 ●草の根活動からスタート 首都圏のベッドタウンとして発展する取手市の人口は、約11万2000人(43,000世帯)。 生ごみの堆肥化事業に取り組むNPO法人「NPO緑の会」(恒川敏江理事長)は、平成6年に誕生した主婦たちの生ごみリサイクルグループ「EM緑の会」が前身。 理事長の恒川敏江さんは造園業を営むご主人芳克さんの協力を得て、自家処理できない家庭の生ごみをボランティアで回収した。 同会は、平成1