企業と構築会社との間で一番重要なポイントを持つものがこの基本設計だ。基本設計とは、ヒアリングおよびプランニングで定めたCMS構築の方向性や位置づけに対して、コンテンツやページごとにやらなくてはいけないことを設計書としてまとめることだ。 設計書というと難しく感じるが、要はヒアリングなどをもとに、どのコンテンツはどの部署が管理をしており、どういった制限を設けて運用を行っているのかなどをまとめたものだ。このため、設計書といってもITシステム的な技術者にしか理解できないものではなく、基本的なテンプレートに対してどのようにコンテンツが入力されるのかが明確になればいいのだ。 しかし、この基本設計は非常に重要なものとなる。なぜならば、構築会社への指示はこの内容がすべてとなるからだ。CMSの大前提として、“ワンソースマルチユース”という概念がある。これは、1つのコンテンツをさまざまな箇所で利用するというも
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