花粉などを分解するとしたマスクの広告表示に根拠がないとして、消費者庁は4日、大正製薬、DR.C医薬、玉川衛材(いずれも東京)とアイリスオーヤマ(仙台市)の4社に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した。 発表によると、4社は2013年10月以降、販売するマスク計約20商品の包装に、「花粉を水に変える」「光の力で分解する」などと記載。花粉などの体内吸入を防ぐ効果があるかのように商品を宣伝していたが、4社が同庁に提出した資料では、根拠を確認できなかったという。 読売新聞の取材に、大正製薬は「今後の対応を検討する」とし、ほかの3社は「真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努める」などとしている。