Firefoxに高速リリースサイクルが適用されるようになってから、既にそれなりの期間が経過しているが、バージョンアップのたびごとに一部のユーザーが取り残されている。Mozillaの調査によると、その割合は1サイクルごとに2%に達するという。もちろん、意図的にアップデートしない設定にしている場合もあるが、上記調査などから、ユーザーが自動アップデートの設定を変更していないのに、なぜかアップデートできない事態が起きていることが判明している。この場合、ユーザーは不便なだけでなく、セキュリティ上のリスクも負うことになる。 そこで、Mozillaは、Windows版Firefox 10から28までのユーザー(OSがXP SP2以降。ESR 24は除く)を対象に、別ルートでアップデートを提供することにした(Bug 1014194)。別ルートの名称を、「add-on hotfix(アドオン・ホットフィック