大阪市内にある大阪府立学校が今年3月以降、執務時間外の夜間にも国旗を掲揚し続け、傷んでいたことが分かった。3日の大阪府議会本会議で、西田薫府議(大阪維新の会)が明らかにした。橋本正司教育長は学校の対応が不適切だったと謝罪し、府教育庁は執務時間外の国旗の降納を徹底するよう通知した。 府条例では、府施設で国旗は執務時間内に掲揚すると規定。地元住民から「夜間も国旗が掲揚されている」との情報を受けた維新の中川誠太府議が3~8月に計5回学校側に指摘したが、改善されなかった。府教育庁からは「条文にも降納について書いておらず、学校には指導していない」と回答があったという。 西田府議は、この日の代表質問で「8月に視察した際には国旗から糸くずが出て、ボロボロの状況だった」と述べ、一連の対応について疑問を呈した。橋本教育長は「再度の指摘でも適切な対応ができていなかったことを反省する」と謝罪し、「教育庁内で国旗