たまにその子が頭がよいと、学者みたいにもなってしまうのだが、学者になれるのは、その学の方法論において、テーマをうまく整合させた結果でもある。 残念ながら、そのテーマがうまくそういう型嵌めにいかないこともあり、珍妙な結果になるにはなる。 そういえば。 その後もこれやこれはぼちぼちと読んでいる。 ⇒「多宇宙と輪廻転生―人間原理のパラドクス(三浦俊彦)」読んだよ - finalventの日記 ⇒年末読んでいた本 - finalventの日記 三浦は本人は洒落気はあってもトンデモ本のつもりはないだろう。ジェインズのほうは、学会的にはもう埋葬され、トンデモ本になっている。 二著を並べたのはというか、この二著にひっかかっているのは、人の個の意識というのは、ある種、濃度のようなものなんだろうというあたりだ。 先日、アダムスミスの評伝を読んだのだが、アーレントでもそうなのだが、Common Senseとい