電子メールの迷惑メール対策として、受信者側がとるべき対策としてはいわゆる迷惑メールフィルタの機能を持つ装置ないしソフトウェアを導入することになりますが、これらの装置が迷惑メールかどうかを判断するのは何もヘッダと本文をぜんぶ眺めてるわけではなく、送信者側がある程度の基準を示すことができるとされています。 そのための技術が、DNSサーバーに対するSPFレコードやDMARCレコード、メール自体への電子署名といったものとなりますが、これらの技術の利用状況について、この2018年1月より、総務省が一般財団法人日本データ通信協会への委託により毎月統計を発表することになりました。(この調査にはJPRSも一枚かんでるらしいです。) 報道発表資料 迷惑メール対策(総務省) その第1回目の数値が2月16日に発表されましたので、その内容をご案内。 まず、SPFレコードとDMARCについて簡単におさらいしておきま
![JPドメインのSPF実装率は約6割、DMARCはほぼ普及せず~総務省の統計から - モトスミの中心で、駄文を捧ぐ (業務用)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/936b0f082b4ebb1c0ed25bb5aecc1442c086f47e/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fmotosumiyoshi.cocolog-nifty.com%2Fphotos%2Funcategorized%2F2018%2F02%2F18%2F20180218.png)