フォックス家の殺人〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:エラリイ クイーン 早川書房 Amazon 前作の『靴に棲む老婆』から大分間が空いてしまいました。 待望のライツヴィルシリーズの続編です。 この新訳版が出たのって結構最近なんですね。 ということで、「あのエラリーが帰ってきた!」的な宣伝文句が当時あったとかないとか。 まぁ実際に帰ってきたわけですね。 ただ解説にもありますが、時系列がちょっと曖昧になっております。 『災厄の町』に登場した人物に子供が生まれていたりとか、エラリー自身の口から年を取ったという台詞もありました。 まぁこの辺が曖昧なのは自分はさほど気になりませんでしたが、気づいてはいました。 <国名シリーズ>はある程度どこから読んでも大丈夫だと思いましたが、本作は『災厄の町』を先に読んでおくべき構成になっていますね。 特に前半はそれを感じます。 ということで肝心の中身に