靴に棲む老婆〔新訳版〕 (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:エラリイ クイーン 早川書房 Amazon 最早いつ読了したかも覚えていません。 でもね、時間が経っても内容が色褪せない、そんな作品だと自分は思ってます。 wakuwaku-mystery.hatenablog.com 以前ライツヴィルシリーズの始まりになる『災厄の町』についての感想を書きました。 その時も書きましたけど、作風がアガサ・クリスティにそっくりです。 『災厄の町』もそう感じることは多々ありましたが、本作に関してはクリスティのそれと全く同じ雰囲気だと自分は感じました。 本気で途中からクリスティの作品だと錯覚してしまうほどでした。 知らずに「アガサ・クリスティの作品です」と言われたら、きっと全く疑うことはなかったと思います。 それくらい、クリスティ作品に似ています。 まず、登場人物云々の前に事件の構図がクリスティのそれです。