短編漫画礼讃 長編漫画は駄作である。 一体何年待てば完結するのだろう、そんなに気が長いほどに暇じゃないし時間も限られている。 面白かった連載の突然の打ち切りなんて目に遭えば、あるいは作者の気まぐれで唐突に終わってしまう作品の数々。一読者として、なんでこんな不愉快な思いを作者や雑誌に対して抱かなければならないのか。 連載誌の休刊に至っては、もうどうしようもない。休刊じゃ仕方ないよね……なんて諦めが付くと思うのか。そんなわけない。面白かったんだよ。ホントに本当に最高に面白かったんだよ。なのに世間は残酷なのね、人気の低迷によるテコ入れと称したストーリーの改変、雑誌の編集方針に右往左往するストーリーの捩れ。どれほどの作品が連載という不安定な状況の中で駄作と化していったのだろう。もう嫌だ、嫌過ぎる。長編漫画なんかつまんない。いつか私を裏切る。きっとそんな気がする。いつかストーリーの魅力も色あせる、い