イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」による日本人殺害脅迫事件で、日本政府は24時間態勢で、ジャーナリストの後藤健二さん(47)の救出に全力を挙げている。世界各国が協力を申し出るなか、日本の一部野党議員や識者らが事件を「安倍晋三政権攻撃」に利用しているうえ、日米情報当局が追う、イスラム国への“情報協力者”の存在が浮上している。ジャーナリストの加賀孝英氏が緊急リポートする。 「残虐非道なこのテロ行為、断じて許せない暴挙だ。強く抗議する。日本は決してテロに屈することなく、国際社会と連携して世界の平和と安定のために、積極的に貢献していく。日本人の解放に向けて、世界各国と連携しながら、すべての手段を尽くしていきたい」 安倍首相は26日午前の自民党両院議員総会で、怒りを押し殺した表情でこう語った。 ご承知の通り、イスラム国による日本人殺害脅迫事件は重大局面を迎えている。24日夜、湯川遥菜さん(42