企業が業務コミュニケーションを活性化する目的は、働く従業員の生産性向上やパートナー企業との間のビジネスプロセス改善である。働き方や働く環境が多様化するにつれて、コラボレーションといったチームコミュニケーションが求められるようになる。そのコラボレーション環境を実現するのが、ユニファイドコミュニケーション(以下、UC)製品である。 コラボレーションを実現するUC製品を選ぶ際は現状、ユーザーは初期導入コストに加えて機能の豊富さを重要視する傾向が強い。そのため本来の導入目的ではない観点で製品選択が行われ、導入後その目的が達成できずうまく利活用されないという現象が起きている。そこで本稿では、企業がコラボレーション環境の基盤となるUC製品の導入で失敗しないためのポイントを述べたい。今回は、Web会議システムの導入またはシステムのリプレースを検討している情報システム担当者に向けて、製品の選び方について解